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2010年12月25日 (土)

昔懐かしのxdm

昔々、まだワークステーションといわれていたUNIXマシンが高かった頃、X端末っていうのがあってさ。

グラフィカルなインタフェースをワークステーション本体買うより安く提供してくれたので昔はよく(たまに?)見かけた。グラフィカルなインタフェース、といってもktermとかが複数動いているだけなので、実質文字端末複数なんだけど、そういうのを使って仕事をしていた。n年前と書くと歳がバレてしまうので書けないけど。

しかしながら、FedoraをKVMサーバにセットアップするのに、Xがほしくなった。当然、端末はXではなくてWindowsで動くCygwinだけど。というのは、我が家のPCはディスプレイから少し離れたところにあるメタルラックに置いてある。PCから直接ディスプレイケーブルが来ているのは1台だけ。つまり、これが作業用に使っているWindows7。あとの機械はsshなりリモートデスクトップなりで接続して使うんだけど、KVMを使うにあたってGUIがほしくなった。だってさ、KVMのあんな長いオプションいちいちコマンドラインで打つ気がしないでしょ。じゃぁということでXをセットアップしてリモートでFedoraを使うことにした。実はFedora14にはSPICEという次世代画面転送プロトコルも実装されてるんだけど、今のところVDIにしか使えないらしい。

ということで、Fedoraでxdmを使うには

  1. パッケージの導入
    xdmはxorg-x11-xdmという独立したパッケージになっている。家のマシンは入っていたが、なければyumして導入する。
  2. xdm-configを書き換える
    /etc/X11/xdm/xdm-configの最後の行をコメントにする。その一行前のコメントに書かれているが、DisplayManager.requestPortが0になっているとxdmは動作しない。コメントにするかポートを指定する。まぁ、手っ取り早くコメントで。
  3. Xserversを書き換える
    /etcX11/xdm/Xserverの最後の行をコメントにする。そして、PCのホスト名:0 foreignという行を追加する。
  4. Xaccessを書き換える
    /etc/X11/Xaccessの中にアクセス可能なホストのリストがあり、初期状態はすべてコメント。真ん中あたりにある*  #any host can get a login windowという行を有効にする。
  5. Firewallの定義を変更する
    XDMCPはudp/177を使用するので、ポートを空ける。system-firewall-configを使うなり、iptablesでやるなりお好きにどうぞ。
  6. xdmをサービスとして起動するようにする。
    /etc/init.dの下の適当なサービスのファイルを編集してxdmの起動スクリプトを作る。この時注意するのはchkconfigの行。コメントだけど、chkconfigがサービスを登録するのに使う。# chkconfig: 5 25 90だったらrunlevel5で起動し、停止時の優先順位は25、起動時の優先順位は90ということ。ちなみに、停止25はsshdと同じ。起動90はcrondと同じ。まぁこのくらいでいいんじゃない。ファイルができたらchkconfig --add xdmする。
  7. Cygwinをインストールする。
    ぐぐればきっとあたると思うので具体的な説明は書きません。結構大規模なパッケージなのでインストールとセットアップに結構時間かかります。注意すべきところは、Xパッケージはデフォルトでは選択されないので自分でインストールを選択する必要があるくらいでしょうか。

準備できたらCygwinを起動し、プロンプトからX -query サーバ -from 自分アドレスと入力すればXのそっけないログインダイアログが表示されます。

最後にFedoraにログインした画面。下にWindowsのタスクバーがあります。

Cygwindesktop

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